清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

意外とね ワクワクしない Bリーグ(2)

ターキッシュエアラインズbjリーグの試合は昨日でおしまい(「日本人 活躍しないと 勝てないよ」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/55874712.html
)をご一読)。さぁ来季からBリーグだ!

でも、やっぱり思ったほど楽しみではない。

そんな思いを持ったというか、現実に叩き落とされたというか、そのきっかけになった記事は、河北新報オンライン「<bj仙台>エース負傷 劣勢覆せず」(http://www.kahoku.co.jp/sports/89ers/20160509_01.html
)である。記事によると、「志村は「(自分は)来季(仙台に)いるかどうかは分からない」とした上で「今のレベルだと全敗するかもしれない。Bリーグで勝つのは生半可なことではない」と危機感をあらわにした」という。

数年前なら「何だこの野郎!負けた後だからって悔し紛れに何言ってるんだ!」ぐらいに怒っただろう。しかし、現在の仙台89ERSの構成、ならびにBリーグのルールを調べると、志村のコメントはよくわかる。

まず現在の仙台89ERSのチーム構成。日本人選手で一番身長が大きいのは高岡大輔の192cm。次は菊池真人の191cm。昨日までのファイナルに出たチームの選手と比べると、琉球ゴールデンキングスの大宮宏正197cm、京都ハンナリーズ佐藤託矢198cm,秋田ノーザンハピネッツ谷口大智201cm。身長だけでバスケをやるわけではないが、仙台の選手はサイズが小さい。

じゃ、他のチームの選手と変えればいいじゃん、と、簡単には行かない。

Bリーグの1部、2部、3部の振り分けは、「「ホームアリーナの入場可能数」、「年間試合数におけるホームアリーナ確保数」、「年間売上」を中心に階層分けを行った」(B LEAGUE「2016.03.22 選手契約ルール」(http://www.bleague.jp/news/20160322.php
)参照)ため、2016-17シーズンには、下部リーグから上位リーグに移籍する時に移籍金が発生する場合がある(2017-18シーズンは未定)。だから、目をつけた選手を取るのが容易でない場合が想定される。

おまけに(大多数のバスケファンにとっては既知の話だろうが、筆者は昨日確認)、B1リーグ(仙台が所属)の場合、外国人のオン・ザ・コートは、総枠6である(B LEAGUE「RULE」(http://www.bleague.jp/rule/
)参照)。つまり、外国人が1以下のクォーター(B LEAGUEのサイトに従う)が1つはあるということである。ただでさえサイズが小さい上に外国人1人で戦う時間帯があるので、仙台としては頭が痛い。

さらに、リーグ戦のフォーマットは、「自地区6回戦総当たり+6試合(任意に選ばれる自地区内の他の3クラブと2回戦)/他地区2回戦総当たり(合計60試合)」(B LEAGUE 「RULE」より)という。仙台は東地区。中と西は現NBL2、bj4だが、東地区だけは現NBL4,bj2である。現在行われているNBLプレーオフの準決勝にいるチームが2つ(中と西は1つ)。とりわけ厳しい地区に入っている。

というわけで、仙台人の筆者にとって、Bリーグはワクワクどころか、現状ではストレスのもとになると予想できる。スタッフの人の奮起を促したい。

*文中敬称略

**「意外とね ワクワクしない Bリーグ」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/55650236.html
)も、読んでね。