時事ドットコム「鳥越氏が出馬表明＝４野党統一候補に－都知事選、１４日告示」（2016年7月12日17時57分。http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071200500&g=pol
）によると、「東京都知事選（３１日投開票）の告示を１４日に控え、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏（７６）が１２日、都内で記者会見し、「住んで良し、働いて良し、環境に良しの東京都のために私の全力をささげたい」と述べ、無所属での出馬を表明した。これを受け民進、共産、社民、生活の野党４党は幹事長・書記局長会談を開き、鳥越氏を野党統一候補とすることで一致した」という。
記事を続けると、「既に出馬を表明し、前回の都知事選では共産党などの推薦を受けた元日弁連会長の宇都宮健児氏（６９）の動きが焦点となっている」という。
その宇都宮、NHK「東京都知事選 宇都宮氏 立候補取りやめ含め検討」（2016年7月12日 17時16分。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160712/k10010592521000.html）
によると、「宇都宮氏は前回、前々回の都知事選挙では共産党と社民党の支援を受けましたが、今回は政党からの支援は得られていません」とのこと。
2回連続敗戦だから今回は厳しいのかもしれないが、負けても負けても立候補するわけだから、権力欲もあろうが信念もあろう。そんな宇都宮が都知事になろうとするのがなぜダメなのか、さっぱり分からない。
どんなプロセスで鳥越が4野党統一候補になったのか知らないが、各種報道からの印象は、民進党は、なんて傲慢なんだ、ということである。
自由民主党だって「比例は公明を」ぐらい言う。しかし、民進党は、そこまでの器（共産党等の支援を受けた人を応援する気がないから）がないのが見え見え。野党統一候補も続かず。巨大与党をしっかりサポートしているようである。
筆者は東京都民ではないので選挙権はないが、とりあえず都政がうまくいくには、都議会の現与党が推薦、または支持する人が知事になったほうがいいと思う。これを説明するために「都議会だより 第317号」（平成28年4月29日発行。http://www.gikai.metro.tokyo.jp/newsletter/pdf/317-revised.pdf
）を見たら、議案の賛否において、自由民主党、公明党、都議会民主党、全部同じである。だから、野党統一候補なんて片腹痛い。予定稿とずいぶん違ったが、民進党のダメさ加減にバカ笑いしちゃった。
*文中敬称略
