清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

改憲を してみたかったと 思ってる?

朝日新聞デジタル改憲勢力、「3分の2」超す 4党に非改選の無所属含め」(2016年7月11日13時17分。http://www.asahi.com/articles/ASJ7C2WDZJ7CUTFK003.html
)によると、「第24回参議院選挙の議席が11日午前、確定した。非改選議員を含めた参院全体では、自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党に、憲法改正に前向きな非改選の無所属議員を加えた「改憲勢力」が3分の2を超えた。改憲を持論とする安倍晋三首相(自民党総裁)のもと、国会での議論が加速しそうだ」という。

今回の、第24回参議院議員通常選挙の争点は、憲法改正に決まっているが(憲法96条1項には「この憲法の改正は、各議員の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議」するとある)、まさか、アベノミクスだと思った人、いないだろうな?衆議院議席構成は変わらないし、影響があるのは平成30年に必ずある日本銀行総裁の衆参同意人事くらいである。

筆者は憲法改正ぐらいしか争点がないと思っていたが、それを意識しつつも、憲法を改正してみたいと思ってお手軽に改憲勢力に入れた人、いないだろうな?

議論のたたき台にされる可能性が高い、「自由民主党 日本国憲法改正法案」https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf 
を見たが、これなら現在の日本国憲法の方がマシである。一言だけ批判すると「公益及び公の秩序」(日本国憲法改正草案21条2項など)を根拠に人権を制約できるのでダメである。

今からでも遅くはないので、以下の3冊くらいは読んで(もちろん、それらに加えて前述の日本国憲法改正草案も)考え(直し)てほしい。

『人権宣言集』(岩波文庫

『世界憲法集』(岩波文庫

『あたらしい憲法のはなし』(各種)

これらを読んで、なお日本国憲法改正草案がいいなら、止めはしないが、後悔しても責任は持てない。