『週刊文春』2016年12月29日号、近田春夫（以下も敬称略）「考えるヒット」で、K－POPが取り上げられた。近田はK－POPを流さないのは国策なのかを疑い週刊文春に調査を求めている。筆者はそういうことはないと思っているが、今年も髙英起のツイート「「韓流殲滅（せんめつ）」」（2013年11月22日20時28分。https://twitter.com/dailynkjapan/status/403847556267921408
）をきっかけにつくった定点観測をしてみよう。
まずはオリコン年間チャートの検討。2015年については「CDでは よく売れている K-POP」（http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/55675037.html
）で検討したので、みなさんご一読。
シングル年間チャート（http://www.oricon.co.jp/rank/js/y/2016/
）。26位までは、日本のアイドル（というか、ジャニーズ系か秋元系）がつえーなぁという感想。
で、初めての登場は41位、EXO「Coming Over」。昨年も早くでていた（年間第34位）ので、それなりに人気なのだろう。で、次は45位防弾少年団「RUN-Japanese Ver.-」。以下、55位BTOB「Dear Bride」、61位2PM「Promise(I'll be)-Japanese ver.-」、67位BTOB「L.U.V」、77位SHINee「君のせいで」、85位SUPER JUNIOR「Devil/Magic」、93位iKON「DUMB&DUMBER」、以上8曲。昨年の12曲より減るも、2014年（6曲）よりは多い。
次はアルバム年間チャート（http://www.oricon.co.jp/rank/ja/y/2016/
）。20位BIGBUNG「MADE SERIES」、36位２PM「GALAXY OF ２PM」、44位iKON「WELCOME BACK」、48位防弾少年団「YOUTH」、70位SEVENTEEN「FIRST'LOVE&LETTER'」、72位SHINee「D×D×D」、88位テミン「さよならひとり」、90位JUNHO(From ２PM）「DSMN」、91位EXO「EX'ACT（韓国語バージョン）」、以上9枚。昨年より2枚増。
やっぱり、K－POP殲滅には程遠い。近田の「考えるヒット」の見解は一理ある（筆者はないと思うが、国策等、何らかの力が働いているので話題にならない）と思った。
今年からBillblard JAPAN Year End（年間チャート）も見て見よう。http://www.billboard-japan.com/charts/year_end
）。
微妙なのは22位JY「好きな人がいること」。で、28位にBIGBANG「BANG BANG BANG」、37位BIGBANG「FANTASTIC BABY」。2～3曲。
）。24位BIGBUNG「MADE SERIES」、65位２PM「GALAXY OF 2PM」、70位BIGBUNG「THE BEST OF BIGBUNG 2006-2014）、83位iKON「WELCOME BACK」、計4枚。
次はTop Singles Sales（http://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=sales_year&year=2016
）。44位iKON「DUMB&DUMBER」、45位防弾少年団「RUN」、51位BTOB「L.U.V」、56位BTOB「Dear Bride」、59位防弾少年団「I NEED U」、69位２PM「Promise(I'll be)」、以上6曲。
最後はTop Albumu Sales（http://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=albums_year&year=2016
）。23位BIGBANG「MADE SERIES」、35位２PM「GALAXY OF 2PM」、41位防弾少年団「YOUTH」、49位iKON「WELCOME BACK」、71位テミン「さよならひとり」、79位GOT7「Hey Yah」、80位SHINee「D×Ｄ×D」、81位JUNHO（From 2PM「DSMN」、98位ソンモ from 超新星「The future with U」、以上9枚。
ビルボードでも殲滅には程遠そうだ。セールスのほうが強い印象も、K－POPは一定程度定着というのが現状だと思う。
＊ウェブサイトは、2016年12月24日アクセス。**2017年12月27日一部修正。
