清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

病気のね 揶揄がペケかは 難しい

産経ニュース「【日米首脳会談】朝日新聞テヘラン支局長「またおなかが痛くなっちゃうのでは」 安倍晋三首相をツイッターで中傷』(2017年2月11日17時35分。http://www.sankei.com/politics/news/170211/plt1702110042-n1.html

)によると、「朝日新聞の神田大介テヘラン支局長が自らのツイッター安倍晋三首相を中傷するような投稿を行い、インターネットで批判を受けて削除した」という。
 
その当該ツイートと思われるのは、togetter「神田大介氏、炎上す」(@super_haka 。https://togetter.com/li/1080166
)にある、「安倍首相、大丈夫かな...またおなか痛くなっちゃうのでは。」(神田大介。@kanda_daisuke )と思われる。
 
togetterを見たところ、神田に批判的なコメントが多いが、単純にそれでいいのだろうか?
 
たしかに、病気の揶揄とも取れる。また、それが差別発言になる場合もある。『記者ハンドブック』(共同通信社)で確認して欲しいが、「つんぼ」や「めくら」が差別用語とされる。
 
しかし、例えば、神田のツイートが「安倍首相、頭痛いだろうな」だとか、「安倍首相、胃が痛いだろうな」だったらどうか。今回の「おなか痛くなっちゃう」で非難した人は、病気である場合もある「頭痛い」も「胃が痛い」も同様に非難しなければならないが、そうなると、使える表現が減ってしまう。それでもいいと覚悟して非難したのだろうか?
 
このように、病気に例えることは、普通に使う場合があるので、この場合は(はっきり差別語であると認識できない場合は)、非難を慎重にすべきだと思う。
 
*文中敬称略