最近、和歌山毒カレー事件の死刑囚の子が出る番組が続いた。
フジテレビ系列全国ネットで2017年12月27日に放送された「世紀の大事件」(http://www.fujitv.co.jp/b_hp/news50/
死刑囚には4人の子がいる。長男、長女、次女、三女。長男を除いてはそれぞれの人生のためもあって死刑囚から離れて生活している。長男は今でも死刑囚に面会する。
その長男の人生が結構壮絶。死刑囚とその夫が逮捕されたあとに児童相談所に保護されたが、そこでお腹を殴られるなどのいじめに遭う。交際していた人とも破談する。死刑囚の子として受け入れているのは行きつけの料理店の主人くらいだそうだ(番組によると)。
NHKの番組を見て思ったのは、人間というのはいかに弱い動物かということである。親が悪いことをしたとしても、子がその報いを受けるいわれはないはずだが、人は容赦なくネガティブな反応をするものだ。
人を個人としてみるのがいかに難しいかということを考えさせる番組であった。
*文中敬称略。