清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

杉田水脈で 印象操作 読売が

読売新聞2018年7月31日朝刊13版4面に「『LGBT 生産性ない』自民・杉田氏 月刊誌に寄稿 批判多数」と題した記事がある。それによると、「自民党杉田水脈衆議院議員(略)が性的少数者LGBT)について『生産性がない』と月刊誌に寄稿し、党内から批判の声が上がっている」という。

 
え、二階俊博自由民主党幹事長のコメントはスルーですかぁ?
 
朝日新聞デジタル杉田水脈氏の寄稿、二階幹事長『人それぞれ人生観ある』(2018年7月24日14時47分。https://www.asahi.com/articles/ASL7S3V2JL7SUTFK00S.html
)や、毎日新聞「LGBT二階氏『人生観いろいろ』 杉田氏の寄稿静観」(2018年7月24日 13時40分(最終更新 7月24日 15時41分)。会員限定有料記事。https://mainichi.jp/articles/20180724/k00/00e/010/256000c
)が記事にしたのが悔しくて(先を越されたのが悔しくて)、無視したけど、影響が大きくなって急遽記事にしたのかなぁ?(バカ笑い)
 
前述の読売新聞の記事に戻ると、自由民主党「党内から批判の声が上がっている」旨の記事の下に、小さく「野党も批判『発言は論外』」という記事を、文字数も少なめに載せている。
 
紙の読売新聞を読むと、自由民主党が批判し、野党も同調しているようにも読めてしまうが、実際は、野党の方が先に批判している。ZAKZAK「自民・杉田氏の『生産性』発言に野党猛批判 国民・玉木代表『ナチスの優生思想に通じる問題だ』」(2018年7月25日。https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180725/soc1807250016-n1.html
)によると、「国民民主党玉木雄一郎共同代表は24日の記者会見で(略)強く批判した」とある。
 
さらに調べてみると、朝日新聞デジタル「杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚『馬鹿な発言』」(2018年7月24日17時32分。https://www.asahi.com/articles/ASL7S4VPBL7SUTFK01B.html
)にたどり着いた。その記事によると、「共産党小池晃書記局長も23日の記者会見で(略)と批判」とある。なお、同旨の記事は、東京新聞「杉田議員は辞職を―共産・小池氏 LGBT支援疑問巡り」(2018年7月23日 19時09分。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018072301002259.html
)。
 
実際は、読売新聞が書いたような、自由民主党の自浄作用ではなく(多少はあったが)、野党の批判のほうが早かったわけである。政権のサポートのための記事だったんだろうなぁ。
 
筆者のブログ「杉田水脈(みお)でも やらかし『新潮 45』」(https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/56726073.html
)でも書いたが、朝日新聞、ならびに毎日新聞は既に社説にしている。社説を書くのも遅れ(読売新聞はいまだに社説にしていない)、自由民主党の議員の不祥事だからスルーしたところ、世間の耳目が集まり、やむを得ず、自由民主党に自浄能力があるという視点で記事にしたが、無理筋だったようだ。