読売新聞2019年2月13日朝刊(統合版)12版16面に「ニュースde道徳」という記事があり、その日は「稀勢の里 なぜ愛されたか」となっている。
稀勢の里が「努力の人」(以下、断りのない限り「ニュースde道徳」から引用)であり、「けがとたたかいながらあきらめない姿勢」があったことを否定はしない。
白鵬が負けたら「万歳」(ここは強調)をした人はいないだろうか(テレビで観たことがある)?
要は、記事は、日本人が持っていると疑われる、差別意識に目が向いていないのである。
差別はいけないことである、というのも、立派な道徳のはずだが、それを抜きにして稀勢の里のいいところだけ強調してはいけないのである。
*文中敬称略。
**ウェブサイトは2019年2月15日アクセス。