同志社大学教授(国際政治学)の村田晃嗣(こうじ)さんが、文章を読めなかった話。
読売新聞2019年4月29日統合版12版25面に「思潮」と題したコーナーがあるが、今月の「私の3編」は村田晃嗣さん。広田照幸さんの「ポスト『教授会自治』時代における大学自治」(『世界』(岩波書店)2019年5月号)を紹介した際に、「こうした(「『学長のリーダーシップ』の名の下に『文科相が示した経営体制・教学の在りり方が、各大学に求められるようになってきている』」ような閉塞感。筆者補足)閉塞感が安易な反権力イデオロギーに結びつき、大学や学問、教育にとって不可欠な多様性が蝕まれていることもまた、深刻な問題であろう」と述べた。
そもそも「安易な反権力イデオロギーに結びつき、大学や学問、教育にとって不可欠な多様性が蝕まれている」とは何だろう?
真っ先に思いつくのはマルクス主義だが(私見)、それは、村田さんの言う「こうした閉塞感」のゆえなのか?マルクス主義でないイデオロギーが仮にそうだとして現在どのようなことが起こっているか?以上のことが書いてない。
結局、仮想敵である「リベラル」(岩波書店が「リベラル」かは不明。あくまで「仮想敵」としての話)の意見を捏造して妄想を吐いているだけである。
こういう人でも学者って務まるんだなぁ、と思ってしまった。