清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

小沢一郎 間違っちゃった 見解だ

なぜか、小沢一郎さんの見解が、時事ドットコムに載っている。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011041300686

以下、検討する。

「菅政権に対して、「本当にわれわれの暮らしとふるさとを復活させてくれるのか」と強い不安を抱いていると思います」→余計なお世話。NHKは、池上彰さんの番組(テレビ朝日系「学べるニュース」の特番)を聞いている限りでは、「強い不安」は感じませんよ。というか、不安を感じる前にやらなきゃいけないと思っていますよ(軽微だが、私も被災者。勝手に「強い不安」を主張されたらかなわない)。

地震津波による被災者の方々への対応は遅々として進んでいません」→それじゃ、今回より大きかった災害は何だろう? 広範囲な地震被害+甚大な津波被害(1896年の明治三陸地震においては、死者約22,000人だとか。『新詳高等地図 初訂版』(帝国書院、2008)p124)+原子力発電事故という事件が過去にあったらお示しいただきたい。

「福島第1原発の初動対応の遅れ」→どれくらい? 状況は認識してる? ゲンダイネット「小沢 痛烈な菅批判 「原発処理、オレなら手がある」」(http://gendai.net/articles/view/syakai/129927
には、「「俺ならいくつも手はある」」とあるが、具体的には? また、後付けの批判なしですよ。ただ、「「菅首相が最悪なのは、野党に連立を持ちかけたり、民間の学者を参与にするだけで、400人の民主党議員を活用しないことです」」は正しい(とりわけ、「「野党に連立を持ちかけたり」」のところ。民主党の人は無能だというメッセージを送ってしまった。ただ、「「民間の学者を参与にする」」ことは問題ないだろう)。

菅直人首相自身のリーダーシップの見えないままの無責任な内閣の対応」→議会構成理解してる? 野党が多数だよ(「参議院ホームページ 会派別所属議員数一覧」(http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/177/giinsu.htm
参照)。プロセスはあるが、社会民主党が連立を離脱したのは、鳩山政権・小沢幹事長の時じゃなかったっけ(2010年5月30日の出来事。YOMIURI ONLINE「社民、連立離脱を決定…選挙・国会は一定の協力」(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100530-OYT1T00466.htm
参照)? つまり、今日の状況を招いている一因は、小沢幹事長の時の状況である)。

「政治家が最後に責任を取る覚悟」というのは、菅さんの場合、途中で投げることではなく、最低でも震災対策が一段落してから、正しくは、2013年の衆参同日選挙の時に解散することである(もちろん、衆参同日選挙が先であれば、それまで)。同じ政党なのに足を引っ張る声明を出す小沢さんは、政党人失格である。

統一地方選挙の前半戦での大敗は、国民からの菅政権への警告であると強く受け止めています」→そのような事実はない(「不戦敗 多いが議員は それなりに 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/archive/2011/4/12
参照。目立つのは三重県知事の敗戦だが、制度の問題がある。道府県議選では、自由民主党の退潮に対し、民主党は若干躍進している。候補者が多い(政策に魅力があることも一因)ので投票率は低いが、肝心なのは得票率や議席率である)。

政党人にあるまじき声明、うそつき、どちらも、小沢一郎さんの取るべき選択肢が、議員辞職であることを証明している。