第1回のゲストは、ベルリン・フィルのコンサートマスター(番組によると、オーケストラの楽員を代表するバイオリンのトップで、指揮者とオーケストラの橋渡しの役割があり、時には指揮者の代役をする役割)、樫本大進さん。司会の石田衣良さんいわく、「レンジャーズのダルビッシュ、ドルトムントの香川、そしてベルリン・フィルの樫本」(敬称略)とのこと。言い得て妙である。
蛇足だが、野球、サッカー、オーケストラ、どれも読売新聞が熱心にかかわっている(またはいた)ものである。野球は日本代表として作られた読売巨人軍。サッカーは読売日本サッカークラブ(現在の東京ヴェルディ。現在は、読売新聞社はサポートしていない。東京ヴェルディHP「コーポレートパートナーズのご紹介」(http://www.verdy.co.jp/club/about/coporatpartners.html )参照)。そして読売日本交響楽団。これら3つだけではないが、これら3つは現在の世界の教養と見てよい。
トークは結構多いようだが、スタジオライブ演奏あり、演奏のシーンもあり。演奏のシーンは、過去のものもあるが、今後NHKBSプレミアムで、「クラシック倶楽部」、「特選オーケストラライブ」、「プレミアムシアター」の枠で放送されるものもある。「特選オーケストラライブ」の大半がNHK交響楽団なので、N響の宣伝より、BSプレミアムの番組の宣伝にウェイトを置いた構成となっているか。
私としては、いろいろなコンテンツを扱うことのメリットが大きいと思うが、N響のファンの方にはつらい番組改編かもしれない。