清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

大学認可と 朝鮮学校 同じだよ

YOMIURI ONLINE「真紀子大臣、次は…批判必至の朝鮮学校無償化」(2012年11月11日12時55分 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121111-OYT1T00277.htm  )によると、「田中文部科学相朝鮮学校の高校授業料無償化の実現に意欲を見せている」という。

「3大学の不認可問題」(YOMIURI ONLINEより)で恣意的な行政がいけないと反省した田中真紀子文部科学大臣、早速反省を生かそうしており、結構である。

上記YOMIURI ONLINEだけなら、上記記述でおしまい、反論はとんちんかん、なのだが、読売新聞2012年11月11日朝刊13版4面「朝鮮学校無償化 文科省が意欲」を見ると、読売新聞がトンデモ新聞であることがわかる。

朝鮮学校無償化 文科省が意欲」によると、「朝鮮学校は、北朝鮮の指導下にある在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)との結びつきがある」という。しかし、これは、「高等学校等就学支援金制度」(文部科学省HPより。それにもかかわらず、以下「無償化」と表記。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1320192.htm  )の要件、すなわち、「各種学校となっている外国人学校のうち高等学校の課程に類する課程を置くもの」その他と、何にも関係ない。また、「朝鮮学校無償化 文科省が意欲」という記事にある「2010年11月の北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンヒョンド)砲撃事件」や、「北朝鮮への経済制裁を継続している」こととも全然関係ない。

朝鮮学校の無償化の問題は、「文科省が定めた」「基準」(以上、読売新聞2012年11月4日社説「大学新設不認可 文科相の独断が混乱を招いた」(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20121103-OYT1T00927.htm  )によって決めるべきであり、事件、経済制裁、拉致で決めるべきではない。大学新設不認可問題で例えれば、当該学校職員が誘拐事件を起こしたからと言って不認可にはならない、ということである。

また、11月4日社説によると、大学新設不認可につき「あまりに乱暴な判断」とあるが、砲撃事件で「無償化の審査をいったん停止」(「朝鮮学校無償化 文科省が意欲」)についても当てはまる。

朝鮮学校無償化であれ大学認可であれ、行政の定めた基準を満たせばさっさとすればいいだけの話。この程度もわかっていないので、読売新聞はトンデモ新聞だし、それに賛成する人はバカと罵られても仕方ないのである。朝鮮学校無償化に反対したいのであれば、朝鮮学校が「各種学校となっている外国人学校のうち高等学校の課程に類する課程を置くもの」その他に該当しないことを証明しないといけないけど、『教育を受ける権利と朝鮮学校  高校無償化問題から見えてきたこと』(朴 三石、日本評論社、2011)を読んだ限りでは、無理だろうなぁ。

*追記 私の記事で不満ならば、「朝鮮学校「無償化」除外問題Q&A 金明秀」(2012年5月11日9時。 http://synodos.livedoor.biz/archives/1929030.html  )も読んでね。大変勉強になります。