読売新聞2008年10月22日朝刊2頁(仙台では)によると、「第三者に殺人などの犯罪を依頼する「闇サイト」や、いじめの温床とされる「学校裏サイト」など、インターネット上の有害情報を迅速に削除できるよう、ネット関連の業界4団体(中略)は20日、現在の自主ルールを強化する方針を決めた」とのこと。
たとえば、「ネット接続業者(プロバイダー)などが自らの判断で情報を削除しても、サイトの開設者から法的な責任を問われない対象に、闇サイトや裏サイト、自殺に使われる「硫化水素ガスの発生方法」などを加える」そうだ。
「従来の自主ルールでは、プロバイダーなどが独自に情報を亜s駆除できる対象が、音楽や写真などを勝手に掲示して著作権を侵している場合など、主に違法行為に限られていた」ことからすれば、プロバイダーの削除範囲が広がるので、プロバイダーにとっては、前進だろう。
ブロガーにとっては、今まで以上に内容を慎重にすればいいので、特にどうということはないだろう。
ただ、有害サイトの削除が妥当かはわからない。と言うのは、削除しなければ、問題が起こったときに証拠になりやすいと思うからである(再現はできるのかな?)。闇サイトは原則削除せず、裏サイトはアクセス禁止(ならびに訴訟)の方がいいかもしれない(自殺の方法は削除が効果的だと思われる数少ない例)。
ところで、今日、私のブログのコメント欄を見たところ、朝日新聞に火炎瓶を投げようという趣旨のコメントが書かれていたが、削除した。ただ、こういうのを削除すると、悪が暴かれないという欠点もあるんだよなぁ(この対応(自体は、当ブログの規則に反しないので、問題ない)が、有害サイトの削除の問題と似ていることをご理解ください)。