最近は、週刊ポストの見出しが好調だ。
2010年8月13日号のそれも面白かったが(読売新聞2010年8月2日朝刊13版18面(仙台では)参照)、特に面白かったのが「幸福の経済学 最新研究」。
その中で特に面白いと思ったのは、以下の2つ。
「学歴と幸福度は正比例する」 「所得700万円が幸福の『飽和点』である」
学歴と正比例するなら、能力があれば可能な限り上級の学校に行かせるのがよい。この点から、民主党政権の高校実質無償化は、妥当な政策で、批判するのは反日工作と認定して差し支えない。
「所得700万円」はおそらく手取りではあるまい。だから書きにくいが、所得税に累進性があるのは、人々の幸福を高めるのに貢献しているかもしれない。最近は累進性を緩和(所得が低い人も高い人も所得の同じ割合を負担するという意味)し、消費税増税がされたり、主張されたりするが、幸福の観点からすれば、愚策かもしれないと思わせる(?)見出しだった。
もっとも、ブータン人が幸福でも、ブータンと、個人主義の洗礼を受けた日本では事情が異なるので、ブータンのようにはいかないと思った。