読売新聞・YOMIURI ONLINEから。
①「前原氏、外国人献金新たに5万円・法人29万円」(2011年8月27日14時05分 読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110827-OYT1T00428.htm)
によると、以下の通り。
(引用開始)
民主党代表選に立候補した前原誠司前外相は27日午後、都内のホテルで記者会見し、2005年~10年までの6年間に、在日外国人3人から新たに5万円、在日外国人が代表取締役を務める法人1社から29万円の献金を受け取っていたことを明らかにした。
全額返済済みで、11年分の政治資金収支報告書を訂正するとしている。
前原氏は「私は在日外国人と知っていたが、献金をもらっている事実を知らなかった。事務所は在日外国人とは知らずに受領した」と説明。
法人については、「代表取締役が日本名で社会的、経済的活動をしており、自分も事務所の担当者も外国人であることを認識できなかった」と述べた。
(引用終わり)
②「前原氏へ献金企業、外国籍夫婦経営の建設会社」(2011年8月28日03時08分 読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110827-OYT1T00881.htm)
によると、「前原氏に計29万円を献金した外国人経営の企業は、京都市の建設会社」で、「読売新聞の取材に応じた社長は、自身と妻が外国籍で、2人で同社の全株式を保有していることを認めた。その上で、「私は日本名で生活しており、外国籍だとは前原事務所は知らなかっただろう。後援会の会費と思って払っており、献金として扱われているとは知らなかった」と話した」という。また、「前原氏は記者会見で詳しい説明をしておらず、識者からは「説明不足」との指摘が出ている」という。
それにしても、在日外国人から献金をもらうなぁ。
ただ、①以上の説明は出来まい。だから、「『説明不足』」(②)というのはとんちんかんで、前原さんの①のコメントが嘘(つまり、前原陣営は知っていて受領した)であることを新聞社が提示すべきである。取材力のない読売新聞にはできなかったかな。
本当のことを言うと、一般論として、名前だけで日本人か否かを判断するのは無理だろう。前原誠司(民主党代表候補ではなく、仮名)という人がアメリカ国籍ということもあり得るし、マイケル・デービス(仮名)という人が日本人でないという保証がない(実務を知って書いているわけではない)。
政党としては、国籍を証明する書類を提出するように義務付けるのだろう。事務所の手続きが煩雑にあるだろう。
個人なら、在日外国人の献金を認めるというあり方もある。金がなければ政治ができないし、調査の面倒から解放されるから。外国人献金禁止は、絶対的なルールでもないし(「読売の 民主叩きの キャンペーン 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/51761689.html)
参照)。
というわけで、前原叩きよりは、献金のあり方を変えるべきなのかも。