清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

自民地方 産経朝日 みんなダメ

2011年11月30日19時51分配信のMSN産経ニュース(上からアクセス)によると、「子ども手当に代わり、来年度に創設する拡充児童手当をめぐり、民主党がまとめた新制度の具体案が30日、分かった。「子ども手当」の名称を存続させ、所得制限対象となる年収960万円超の世帯にも月9千円を支給することが柱」だという。なお、「所得制限にかからない世帯の中学生以下の子供一人当たりに月1万~1万5千円を給付」するとのこと。
 
地方自治体などの事務負担を避けるため、子ども手当の名称を残して」(上記MSN産経ニュース)とある。仕方のない話だろう。
 
それにしても、子ども手当であれ、改正論議であれ、まっとうな議論をしようとしている民主党政権に対し、野党や地方が寄ってたかっておかしな制度にしようとしているようにしか見えない。
 
民主党2009年マニフェストhttp://www.dpj.or.jp/policies/manifesto2009) 、つまり、当初の案は、親の所得に関わらず額は同じではあるが、「相対的に高所得者に有利な所得控除」をなくすという、平等かつ真っ当な案だった。
 
それが、所得制限がつき、挙句の果てには、「自民党は扶養控除の復活を主張している」(上記MSN産経ニュース)というバカな政党もある。反対すればするほど、民主党が妥協すればするほど、おかしな方向に議論が進んでしまっている。
 
ところで、産経新聞の愛読者がバカにする、バカヒ、じゃなかった、朝日新聞も、バカなのである。
 
2011年11月28日社説(以下、「朝日社説」。http://www.asahi.com/paper/editorial20111128.html) 、「子ども手当―政府の財源案は乱暴だ」(「朝日社説」)で、「かつて国と地方が1対2の割合で負担していた「児童手当」を拡充する形にする」(同)改革について、「折半を持ちかけた」(同)小宮山洋子厚生労働大臣を批判する。
 
しかし、「「児童手当」を拡充する形」(同)なのだから、「国と地方が1対2の割合で負担」(同)することが当然であり、そうでなく「折半」(同)で妥協したのだから、「厚労相側がまるでケンカを売っているように見えて、乱暴すぎる」(同)という見解が「乱暴すぎる」(同)のだ。なお、「小宮山氏は、野党が児童手当に戻したと主張したとき、子ども手当を「ちょっと姿を変えたけれど継続した」と述べた」(同)というのは、支持者向けの説得で、重きを置く必要もない。
 
産経新聞朝日新聞も、ことの本質はどうでもよく、現政権=悪というバイアスで物を見ているようにしか見えない。どちらもやっていることは、批判でもなんでもない。マスメディア失格という意味で、同じ穴のムジナだろう。