清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

内閣総理大臣の靖国参拝をめぐる訴訟で初の最高裁判決

家にある読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/)によると、小泉純一郎内閣総理大臣靖国神社参拝をめぐる最高裁判所の判決が昨日あり(第2小法廷)、原告の請求を退けた2審(大阪高等裁判所の判決)を支持し、原告側の上告を棄却したそうだ。

法的理屈からはありうる判決だと思う。なぜなら、事件性があるかどうか微妙だし(総理大臣が行ったからといって原告に損害が発生しているとは言いにくいと思う)、憲法判断を過剰にすると他権力との均衡が取れなくなるからである(行政府や立法府の決定を簡単に司法府の裁判所が覆せるとするのも不都合)。

しかし、その一方で、国は宗教的活動をしてはならないはずで(憲法第20条第3項)、形式にのっとっていなくても、また、公金の支出がなくても、内閣総理大臣が国を代表して行っているのは明らかである。このように基本的人権について憲法違反が問題になっている事例で裁判所が判断を控えたのも疑問に思う。

今回の事件は、いろいろ考えさせる難しい事件だと思った。