清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

多すぎる 学校関係の 自殺者が

1、北九州市の小学校で、小学校5年生の女児に対するたかり行為(大人なら恐喝罪(刑法第249条)が成立する)を校長が児童間の金銭トラブル(はずれてはいない)として市の教育委員会に報告した(いじめを隠した)ことが物議をかもしているが(右記のYOMIURI ONLINE九州発参照(http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06111205.htm))、その校長が自殺した(右記のasahi.com参照。http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY200611120164.html)。

2、大阪府富田林市では、中学1年生の女児が自殺をした(詳しくは右記のさきがけon The Web参照。http://www.asahi.com/national/update/1112/TKY200611120164.html。いじめが疑われているそうだ。

3、1、の事件については、加害者は責任を負わず(刑事責任については刑法第41条。民事責任については民法第712条参照。なお、判例によると、民法不法行為責任能力は大体11、2歳ぐらいから生じるので、この事例で責任を負わないかは微妙だ。もっとも、親権者に責任を負わせるために責任能力はないとされる可能性が高い。民法第714条第1項)、親や学校は不法行為責任を問われるだろう(民法第714条)。校長が責任を感じるのは当然だが、いくら批判があろうとも一番悪いのは加害者であると考えることができなかったのだろうか。残念だ。

4、2、の事件については、自殺は流行するということなのだろう(デュルケルム『自殺論』以来よく言われる。内容を忘れているので再読しなければ)。いじめが苦しいのはわかるが、一般論としていじめられた人が悪いのではなくいじめた人が悪いのだから、死なずに戦ってほしいところだ。それができないのであれば、受け流してほしいところだ。

5、違う事件をいっしょにして論じるな、と言われそうだが、本当に学校関係の自殺が多い(というより、報道が流行しているだけか)。あまり自分の責任を感じないで「悪いことは悪い」と考えてほしいところだ(加害者はこの限りではない。悪いのは加害者だから)。