清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

わかったのは 英米式が ダメなこと

今日の讀賣新聞朝刊でもっとも注目したのが、2006年国際学習到達度調査(PISA)についてである。科学的応用力が6位、読解力が15位、数学的応用力が10位だそうだ。

結果はどうでもいい(15歳時の実力と今後の人生の幸福に相関関係があるかがわからないから)。ただ、科学に関する意識調査の悪さ(社会面39頁によると、「科学は自然界を理解するのに役立つので重要だ」と、「理科の授業で習った考えを、日常の生活に応用するように指導されている」が、57か国中最下位)は深刻だと思った。先生方のいっそうの指導の努力と工夫が必要なのだろう(時間については、他の科目とのバランス、先生の労働条件、生徒の集中力などから、単純に増やせばいいかはわからない)。

国際比較(3頁)を見てみると、どの分野もイギリスやアメリカより上(アメリカは参加していれば)である。ということは、学校選択制や、教育バウチャー制度などの英米式の改革は、学力と相関関係はなさそうである(もっとも、上位国に、このような制度があるかもしれないので、断言はできない)。今大事なことは、学校間の競争でも学校を選択できることでもなく、指導の工夫と、その実践の結果を共有することなのかもしれない。