清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

韓国は 10年ぶりに 保守政権

YOMIURI ONLINEhttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071219it12.htm
より引用開始)
【ソウル=中村勇一郎】韓国大統領選は19日、投票が行われ、即日開票の結果、保守系最大野党ハンナラ党李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長(66)が旧与党系・大統合民主新党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相(54)、無所属の李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁(72)に大差をつけ、当選した。
(引用終了)

韓国の保守や革新の詳しい定義は知らないが、ともあれ10年ぶりに保守政権が誕生したようだ。

報道によれば、最大の論点は、経済だそうだ。盧武鉉ノ・ムヒョン)政権
でうまくいかなかったから別の人ということなのだろう。しかし、わたしの感じ(読書、その他)では、今度の李明博新大統領でもたぶんうまくいかない、いや、絶対うまくいかないだろう。というのは、経済成長を達成したからといって中小企業が豊かになったり、非正規雇用が減少するとはいえないからである(日本では、後者は減っているが(もっとも、経済というより労働問題だ)、前者の傾向はないように思う)。それどころか、いわゆる保守が非正規雇用は所得格差の問題を作っているからである。私の感じでは、盧武鉉大統領の失政というより、日本同様、アメリカや国際秩序に従わなければ生きられない韓国の事情が大きい。

たいした論点にならなかった拉致問題だが、これは政権交代により進展が期待できよう(盧武鉉流の太陽政策の転換)。拉致の完全解決(日本のみならず、韓国人の救出なども)がなることを心よりお祈りしたい。

*関連事項
1.今日の讀賣新聞朝刊1面の平野真一ソウル支局長の記事は疑問。「慮大統領は既得権層を目の敵にして引きずり下ろしに血道をあげた。標的は、日本以上に絶対的な捜査権限を持つ検察、政権に批判的な保守系メディアにまで及び」とあるが、何が言いたいのかよくわからない。何が起こったかを例示しなければ、説得力に欠けるだろう(もっとも、普段韓国事情を勉強しない私も悪いのだが。というわけで、読者の皆様のご教示を願います)。

2.2007年3月23日に発売された『ひきこもりの国』(マイケル・ジーレンジガー 光文社)によれば、韓国は経済もよく、若者もイキイキとしているそうだが、どうやらこれはジーレンジガーさんの錯覚だったようだ。執筆当時から社会が動いていることを考慮しなければならないが、ジーレンジガーさんの筆力や洞察力がないこと、ピューリッツァー賞など大した賞でないこと、以上2点がわかった。