清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

経営者 ワークシェアリング 言及す

御手洗冨士夫日本経団連会長が、ワークシェアリングに言及したという(詳細は右記のYOMIURI ONLINEで。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090106-OYT1T00626.htm
。なお、紙では、読売新聞2009年1月7日朝刊9頁)。

正直驚いた。採用などで、コストがかかるのがワークシェアリングだからだ(なお、日本の企業は、歳出カットが進んでおり、そのしわ寄せが正社員に及んでいる(長時間労働サービス残業など)のは常識として知っておいてほしい)。それを経営者サイドが言及したことには、素直に敬意を表したい。

ひきかえ、連合はダメだ。経営者の前に言わないと(解雇反対に加えて)。正社員が多いとされる連合としては、正社員の利益を減らす可能性のあるワークシェアリングには言及できなかったか(前は同意したそうだが)。

なお、気になるのは、「経済同友会の桜井正光代表幹事(リコー会長)は同日の記者会見で、自民党などから企業の「派遣切り」を防ぐため、製造業への人材派遣の禁止を求める声が出ていることに、「行き過ぎ」と反発した」のくだり。たしかに、いまさら人材派遣禁止は難しいのだろう。

そのことについて付言すると、日本商工会議所の岡村正会長いわく、「働き手にとって多様な働き方を選択でき、企業にとっては(生産が落ち込んだ)閑散期に(従業員の)調整ができる」とのことだが、だから非正規雇用の人が苦しんでいるんじゃないか!「多用な働き方」など、直接雇用で用意すればいいことで、派遣と関係ない(もっとも、厳密には従業員調整も派遣とは直接関係ないが、実際には派遣社員の契約打ち切りが容易になっているのは、読者の皆様のご存知の通り)!経営者の都合だけなのに、ごまかすんじゃない!