北朝鮮(この記事では国名は通称)が打ち上げたとされる「人工衛星」、政府によると、衛星の軌道が確認できないことを理由として、ミサイルと断定したという。これが本当かはわからない。というのは、政府の情報操作の可能性がゼロだと言えないので。しかし、こちらも反証を持っていないので、とりあえずはミサイルと断定するか。
それはさておき、自民党ヨイショ新聞の読売新聞の記事は面白い。
まず、2009年4月9日朝刊1面「揺れる同盟 ミサイル発射(下) 東アジア安保に波紋」。
「3月、都内で外務省幹部と中国大使館の公使が会食した。「日本は冷静に対処すべきだ」と諭す講師に、外務省幹部は「北朝鮮が西に向けてミサイルを発射したら中国はどう思うか」と反論。公使は黙り込んでしまったという」。
→そりゃ「黙り込」むわな。ほとんど想定できないもんな。中国は北朝鮮に援助しているくらいだから(ロシアと北朝鮮も関係親密のようだし)。むしろ、「アメリカが」日本の領空を通る「ミサイルを発射したら日本はどう思うか」と同じくらい答えにくいんじゃないか?
次は、「親子ニュース教室 デスクに聞いてみよう『「核のない世界」どう実現?』。
ストックホルム国際平和研究所の推計などを基に作成した「核爆弾を保有している国(2008年1月現在)」による核爆弾ランキングを発表!
第1位 ロシア 5189個
第2位 米国 4075個
第3位 仏 348個
第4位 英 185個
第5位 中国 176個
第6位 イスラエル 80個
第7位 インド 60~70個
第8位 パキスタン 60個
第9位 北朝鮮 2~20個
数字だけで単純には割り切れないが、北朝鮮より、どう見ても5大国が脅威だろう。アメリカと軍事同盟を締結しており、かつ防衛費もふんだんに使っている(一時期は第2位だったが、たぶん今は第5位。もっとも、アメリカに比べたら微々たるものだが)日本を簡単に北朝鮮が攻めるとは思えないが(もっとも、備えをすべきであることは否定しない)。核なども重要かもしれないが、「なら他の国も何とかしろよ!」と言われたらそれで終わりの現状からすると、まずは拉致問題の解決だと思うが、いかがか(もちろん、日朝間の戦後処理があればそれも)。