清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

弁護団 ○だが橋下 ×だった

MSN産経ニュース「テレビ番組発言、橋下知事に「懲戒相当」 大阪弁護士会綱紀委」(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090415/trl0904152355018-n1.htm
によると、「大阪府知事橋下徹弁護士が知事就任前の平成19年、山口県光市の母子殺害事件の被告(ママ)弁護団懲戒請求をテレビ番組で呼びかけた問題で、所属先の大阪弁護士会の綱紀委員会が橋下氏の非行を認定し、「懲戒相当」と議決し」たという。

「「刑事弁護と弁護士会の社会的品位をおとしめた」」(上記MSN産経ニュース)として懲戒請求され、それを踏まえた判断だが、被告人にも訊かずに(おそらく)、刑事弁護を理解せず勝手に被告人の弁護団を罵倒し、挙句の果てに、自分1人で懲戒請求すれば混乱しなかったものを、数を頼んで懲戒請求をさせたのだから、「社会的品位をおとしめた」と判断されても仕方ないだろう。

一方、光市母子殺害事件弁護団に対する懲戒請求は、私の知る限り1つも「懲戒相当」の議決がない(今後はあるかもしれないが)。

これだけ見ると、弁護士会は偏向しているのではないかという意見はあろう。しかし、被告人の関係者でもなく、訊きもせず、本当ならば刑が軽くなり被告人の利益になることも理解しないで、自分が気に入らない主張だからと安易に弁護団弁護士会を批判するほうが問題で、偏向の意見は、筋違いだろう。

弁護士が刑事裁判を理解していないのは論外だが(また、勝手な刑事裁判観を持つのもダメだが)、読者の皆様も、これを期に、刑事裁判、とりわけ弁護士の役割(もっとも、一般論として、カネを出した人(この弁護団の場合はボランティアだが)のために働くのは当然)を素直に理解されたらどうだろうか。