清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

本日の 新聞に差別 2つあり

0.まず、あらかじめお断りしておきますが、新聞社が人種差別をしているわけではありません。

1.読売新聞2009年7月15日朝刊7面(仙台では)「米最高裁判事 承認公聴会 「人種差別発言」巡り質問相次ぐ」によると、「オバマ米大統領が連邦最高裁判事に指名した」最高裁判事候補が、以前の講演で、「人生経験の少ない白人男性よりも、経験豊かに中南米系女性の方がよい結論を出せるだろう」と発言したという。

中南米系、女性と、弱者のイメージがあるが、この発言では、「人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、(中略)あらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するもの」(あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約第1条第1項に書いてある「人種差別」の定義)とされても仕方ないだろう。ついでに、ある意味男性差別でもある。

2.読売新聞2009年7月15日朝刊9面(仙台では)に、週刊文春2009年7月23日号の広告があるが、その見出しにいわく、「本当に怖い中国人」とある。

これも差別であろう。ウィグル暴動であれば、暴動だけを書けばよく、「中国人」の強調は必要ないし、「一気に刃物」は、中国人と関係なく(日本人その他はやらないとは言えない)、その犯人だけの問題だろう。

3.最近、森巣博『越境者的ニッポン』(講談社現代新書)で、石原慎太郎東京都知事が差別をしているという趣旨の文章を読んで、にわかに差別について反応しようとして出来たのがこのエントリーだが、意外と差別がごろごろ転がっているのかもしれない。