清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

本よりも 提訴の方が 早かった

「時期来たら 本を書くのか 田原さん 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/48151838.html
には続きがあった。

MSN産経ニュース「拉致の有本さん両親、田原氏提訴「裁判で発言の真偽明らかに」」(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090716/trl0907162001030-n1.htm
によると、「ジャーナリストの田原総一朗氏(75)がテレビ番組で、拉致被害者有本恵子さん=拉致当時(23)=らについて、「生きていない」と発言したことで精神的苦痛を受けたとして、有本さんの父、明弘さん(81)と母の嘉代子さん(83)が16日、田原氏に計1千万円の慰謝料を求める訴えを神戸地裁に起こした」という。

訴状を見ていないのにコメントするのはナンだが、この裁判は、おそらく原告敗訴だろう。理由は以下の通り。

まず、田原さんがウソをついて(故意)拉致被害者に精神的苦痛を生じさせようとしたことが(直感的で申し訳ないが)考えにくいからである。

となると、過失があるということになろうが、発表で被害者に精神的苦痛を生じさせることが予見可能かわからない上に、表現の自由や知る権利との兼ね合いから、発表を回避すべき理由が認められにくいと思うからである。

名誉毀損でも真実と信ずるについて相当の理由があれば、故意・過失の要件が欠けるので成立しないのだから、名誉毀損とは思えない本件で賠償が認められるとはとても思えないが。

というわけで、有本夫妻には申し訳ないエントリーとなってしまったが、それだけ真相が知りたいということなのだろう。テレビで再討論したり、本を出版することは無理だったのだろうか。