清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

永井(順子)さん 貴方は記者を やめるべき

唐突だが、読売新聞の永井順子記者は、今すぐ記者を辞めるべきだと思う。正確に報道しないわ、制度について不勉強だわで、国民の知る権利に答えようとしなかったからである。

まず正確に報道しない方。読売巨人軍にドラフト1位指名された長野(ちょうの)久義外野手がなぜ指名を拒否したかは、巨人に入りたかったということなのに、読売新聞2009年9月2日朝刊において、そのことを無視して「悔いの残る一戦があったからだ」とぼかしている。

次は、制度についての不勉強。ソースは、読売新聞2009年10月30日朝刊21面(仙台では)、「希望球団 言える仕組み必要」。

まず題名。「言える仕組み」が出来ても、球団が強行指名しちゃえば終わりだし(能力を認めているのだから不適当な表現だが)、大多数にとって他の球団もそれなりに魅力的だから指名された球団に入ることが予想されるので(現在だってほとんどすべての選手と契約する。メジャーだと5~6割)、意味がない。

以下は本文の検討(カギカッコ内は、「希望球団 言える仕組み必要」からの引用)。

「球団を自由に選べ、契約金にも上限がない米大リーグという選択肢が、選手の前にある」→そもそも、大リーグの契約金は、日本よりべらぼうに高いのか?また、契約金に上限はあるが、「球団を自由に選べ」る日本プロ野球「という選択肢が、選手の前にある」アメリカの選手がなぜ日本プロ野球に入団しないのだろう?もし大リーグという選択肢を問題にするならば、外国人枠をなくすことも提言しないとアンフェアだろう(契約金もそうだが、そうなると球団経営はどうか)。

「国内球団は、選手にとって魅力ある球界を作ることが急務だ」→本場、天然芝、カネ(以上、私見の米大リーグの魅力)でどう凌駕するかだろう。なお、ほとんどドラフト拒否がないことは、日本球界もそれなりの魅力があるということである。女性だから(未だ女性はドラフト指名されていない)魅力に気がつかなかったかな?

「選手育成という球団運営の根幹を、アマ球界に頼っている点」→これは問題ないだろう。それが日本のスポーツの歴史。下手にハングリーにしても、安定した社会人野球、地位を得られる大学、ほとんど行く高校に取って代わるのは容易ではない。

「選手個人に好きなチームがあったり、地元に愛着を持つのは自然なことだが」→球団だって、取りたい人や強化ポイントがあり、一致しないと無理だろう。

「選手の立場を尊重した環境整備」?ファンはどうでもいいのか?戦力均衡によるエキサイティングなペナントレースはなくていいのか?スター分散によるメリットはないのか?また、一般の人でも、希望の職場に行けるとは限らないのだから、「選手の立場を尊重」しなくてもそんなに酷とは言えない。指名がいやならば拒否する手もあるし(だから、嫌がらせの電話(あるそうだ)はダメ!)。なお、直感的に付言すると、本音は、球団側が選手を選びにくいのがいけない、ということのようだ。

「真剣な議論」を求める前に、永井さんは真剣な勉強をすべきだった(ダメ記事連発の現在ではもう遅い)。ドラフトを見直す見解であれば、戦力均衡などのメリットは幻想であるという主旨のデータを出すべきである。ドラフトを維持する見解であれば(東芝がサポートする現在では維持のメリットが増えた)、戦力均衡という本来の趣旨を生かした改革、つまり入札抽選廃止で下位球団から指名する、ということをすでに提言しているはずだが、私が見た限りはない。能力のない永井さんには無理だったか。