清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

複雑な 思いで見るよ 有料化

YOMIURI ONLINE「新聞社のネットニュース、有料化の動き広がる」(2010年2月26日21時43分 読売新聞。取得日2010年2月27日。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100226-OYT1T01072.htm
によると、「新聞社がインターネットのニュース提供を有料化する動きが広がっている」という。

詳細は上記URLから見ていただくとして、収益のために有料化するのは当然のことである。ただ、行き過ぎた有料化、例えば、速報すら有料化してしまうと、そっぽを向かれかねない。無料の情報でうまく勧誘し、ネットでも紙でも収益を上げられるように期待したい。新聞好きの上に、取材力ほぼゼロの(ほとんどの人がゼロ)私としては、新聞がなくなるのはポジティブなことではないから、ぜひ収益を上げて欲しいと思う。ただ、ネットの有料版を見るつもりは現時点ではない(紙(現在は読売新聞)を増やすことはありうる)。

ところで、上記YOMIURI ONLINEには気になる文章が。「有料化の背景には、これまでの『ネット情報はタダ』との常識を改め、幅広く専門性の高い取材の成果に『対価』を得ることで収益を安定させ、公平で信頼性の高い報道を堅持する狙い」と、「信頼性の乏しい情報が氾濫(はんらん)する『ネット社会』」のところ。

たしかに一般論としては、新聞社の情報が「公平で信頼性の高い」ものであり、「信頼性の乏しい情報が氾濫(はんらん)する『ネット社会』」なのだろう(人の目が入っている、などが理由)。

しかし、新聞社=「公平で信頼性の高い」、「『ネット社会』」=「信頼性の乏しい」という決め付けは、危険である。読者としては、どんな情報も安易に鵜呑みにせず(場合によっては教科書も)、疑ってかかるべきである。これがメディアリテラシーの基本である。