朝、読売新聞を読んでいたら、「介護保険10年」(1面13版。今日は「上」)だとか。そのためか、介護関係の記事が多かった。
13面(13版。仙台では)に「談論 介護保険10年」というコーナーがある。そのなかで、渡辺美樹さん(ワタミ会長ゆえ、タイトルなど「ワタミさん」と表記する場合あり)の「低い報酬 見えない未来像」が目に付いた。
要点は、_雜醢働者の給料が低すぎる、¬唄屬了夏?魯機璽咼晃?紊砲弔覆る、D禀蘆・低福祉か、高負担・高福祉かを話し合うべきだ、といったところだ。
要点はおおむね問題ないが、細かく見てみると、気になるところが。
ワタミさんのところの介護は「経営的に成功している」という。いいことである。
読み進めると、「介護報酬の設定には問題があ」り、「現在の報酬はあまりに低すぎる」とのこと。また、「介護労働者の給与水準は、他産業の6~7割程度。社会的意義がある大変な仕事であるにもかかわらず、なぜ低賃金でよいとされているのか。そこが問題だ」とも書いてある。
ところで、介護報酬について、1面に戻ると、「一方で、大半の事業者が苦しい経営を強いられている。介護事業の主な収入は、公定価格である介護報酬に限られるからだ」(「介護保険10年 上」)とか。
しかし、ワタミさんのところは、「経営的に成功している」はずである。強制はしないが給料を上げればいいのではないか?まさか給料まで公定されているわけではないですよね?
一般的な問題としてはその通りでも、ワタミさんの見解は、偽善に過ぎなかったようだ。