清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

伝統と 道徳多い 教科書か

asahi.com「月の満ち欠け、芭蕉が説く?新教科書、伝統・道徳が満載」(2010年4月2日18時32分。2010年4月3日アクセス。http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY201004010520.html
によると、「文部科学省の検定に合格して2011年春から使われる小学校の教科書には、随所に『伝統文化』や『道徳』の要素が盛り込まれた」という。以下、詳しく検討する。

「教育出版の6年理科の教科書では、月の満ち欠けを教えるくだりで、松尾芭蕉肖像画とともに『明けゆくや 二十七夜も三日の月』の句を載せた。明け方に見える細い月と夕方に見える三日月の写真を俳句の下に載せ、様々な月の形があることを確認させるようにしている」→工夫とは言えるが、あってもなくても、とも思う。

「国語の低学年の教科書では、5社中4社で因幡の白うさぎ、2社でヤマタノオロチの話が登場した。指導要領が、伝統的な言語文化を学ばせる上で『昔話や神話、伝承などの読み聞かせ』を明記したためだ」→これも悪いとは言えない。ただ、今の作品だって、情操教育に悪いわけでもないだろう。

「各教科書には、『道徳』の要素も随所に顔を出す。学校図書は各学年の算数の巻末問題で、指導要領の道徳の部分に出てくるキーワードをちりばめた。正解にたどり着くと2年では『すなおのかぎ』、3年は『せいぎのかぎ』、5年は『友情のかぎ』が手に入り、6年で『希望のかぎ』を手に入れると『未来というすばらしい宝もの』が手に入るという仕立てにしている」→ 道徳というより、ゲームだな。ただ、「『すなお』」については、いいかどうかは疑問。疑うことが大事な場合も多々あり、とりわけ学問ではそうだろう。

「こうした教科書が出てくる背景には、『売れないと困る』という教科書会社側の不安もある」のか。しかし、それ相応の学力が身につくのならば、教科書はもっと自由でいいのではないか?と「すなお」に感じた次第。