清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「たちあがれ 日本(ニッポン)」綱領 検討す

新党「たちあがれ日本」、正式に立ち上がった模様。

日本経済新聞のサイトに「新党『たちあがれ日本』の政策綱領全文」(2010/4/10 15:56。同日アクセス。http://www.nikkei.com/life/news/article/g=96958A9C93819481E3E2E2E3E78DE3E2E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE7E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2

に、全文が載っているので、検討する。

「1、誇りある日本の文化と伝統、豊かな自然にはぐくまれた国土と環境、国民の生命・財産を守り、国際社会の一員としての責任を果たすため、自主憲法制定を目指す」→よくわからないなぁ。平沼さんに遠慮したの?今の憲法がそんなに悪いとは思わないけどなぁ。60年間も戦争に遭わず、平和に暮らせたのは今の憲法のおかげじゃないの?個人的には、一院制も魅力に感じているが、そうなると憲法改正が必要(日本国憲法第42条、第46条、第54条第2項などは、一院制では維持できないので)。まぁ、必要があれば現行憲法を少し変えればいいだけの話で、自主憲法と力む必要なし。それとも、国民の権利を抑圧したいがための改正?

「6、一人ひとりの国民が国際社会で通用する道徳観と教養を身につけ、希望を持って働き、国や地域や家族を愛し、豊かな人生を得るための教育の振興を目指す」→「道徳観」はいいけど、「人権観」はないなぁ。こういうところに恣意性を感じ、国益を損ねかねないと懸念する。

「7、失われた政治への信頼を取り戻すために、『選挙のための政治』を峻拒(しゅんきょ)し、政治生命をかけて政策の実現を目指す」→1とか6とかを見る限りでは、この政党では信頼は取り戻せないなぁ。

その他、「2、国・地方が直面する財政危機を突破するため、あらゆる政策を総動員し、持続可能で透明性の高い信頼される行政の実現を目指す」

「3、安心社会の実現のために財源に裏打ちされた持続可能な社会保障制度と経済成長力強化と雇用の創造を目指す」

「4、経済と国民生活の基盤である、食料・水・エネルギー資源の確保に向け総合的な資源戦略を確立する」

「5、地球環境の保全、自然との共生に根ざした成長という21世紀の課題に正面から取り組み、世界最先端の環境型先進国家を目指す」

は、そんなに悪いとは思わなかった。まぁ、綱領は抽象的だから、こんなものだろう。

ところで、この政党、日本経済新聞「『たちあがれ日本』旗揚げ 平沼氏、政権打倒に意欲 」(2010/4/10 16:44 同日アクセス。http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E2E2E3EA8DE3E2E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
によると、「『民主党政権の政治はこの国をダメにしてしまうのではないか。断じて日本のため野放図なことを許してはならない』」(平沼赳夫さん)から立ち上げたようだが、それなら、数の多い自由民主党で主流になったほうが早いのに。上記綱領含め、考え方がダメだから主流になれなかったんじゃないか?どうせほとぼりが冷めたら、自由民主党になるんだろうな。自由民主党では汲めない利益を汲むのが現在の政権であるという基本もわかっていない耄碌爺さんたちでは、大して活躍しないことを祈りたい。