清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

量刑が 重いの一面 妥当だが

YOMIURI ONLINE裁判員裁判の量刑、殺人や性犯罪で重い傾向」(2010年4月16日21時47分 読売新聞。2010年4月18日アクセス。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100416-OYT1T01183.htm
によると、「昨年8月に始まった裁判員裁判では、プロの裁判官のみによる裁判(裁判官裁判)と比べ、殺人や強姦(ごうかん)致傷といった事件では、量刑が重くなる傾向がみられることが、最高裁が16日に公表した裁判員裁判の実施状況の調査で分かった」という。

詳しくは上記サイト、または、読売新聞2010年4月17日朝刊13版1面(仙台では)を御覧いただきたいが、補充すると、 崕?加彁爐任郎枷輯浦枷修両豺隋3年超5年以下が109件と最も多かったのに対し裁判員裁判は5年超7年以下が11件で最多」、◆峩盗傷害や覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)では大きな差がみられなかった」とのこと。

一般の国民が持つであろう感情そっくりであることは、浜井浩一『2円で刑務所、5億で執行猶予』(光文社新書)p91~93を御覧いただければわかろう。

裁判員制度は、国民の常識を反映させることも目的であるとすれば、傾向としては妥当な側面を持つ。

ただ、厳罰化は厳罰化でリスクが大きい。刑務所増設による財政悪化の懸念もある。

その執行猶予、「裁判員裁判の方が、保護観察を付ける割合の高いこと」につき、上記YOMIURI ONLINE参照。

最後に、報道に接すると、裁判員裁判の場合、高等裁判所が、量刑不当の主張につき、大して検討もしないで、裁判員裁判を妥当としているように感じる。過去の判例に照らし合わせるなどして、積極的な高裁審理を期待したい。