清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

経営と 労組で二大 政党だ

最近は新党結成ブームである。当然のことながら、動機は現政権に対する不満。

それはいいが、二大政党を脅かすような存在にはならない(「たちあがれ日本」について特記すると、昔の「新自由クラブ」同様、時期が来たら自由民主党に合流する別働隊)と予想する。

というのは、(いちいち根拠はあげないが)私の知る限り、民主主義国なら、経営側が支持する右派政党と、労働組合側が支持する左派政党が二大政党を形成しているからである。

日本で言えば、右派は自由民主党日本経団連が高評価)、左派は民主党(連合が支持)。左派が政権を取ったくらいで「カビ臭く安っぽいソビエト風味の乾物料理」と罵る阿比留瑠比さん(「政権交代は『労組の天下取り』だった」(『文藝春秋』2010年5月号)p114)は、歴史というか、社会がわかっていないのではないだろうか。

現在の新党ブームは、それはそれでよいとは思う。しかし、副作用として、労働者が労働組合を経由して政治に参画できない危険性も持つ。日本の民主主義政治で労働組合支持の政権は数えるほどしかないはず。新党ブームに踊らされてやすやすと手放すことにはためらいが必要かも。

もっとも、労組サイドとしては、非正規雇用にも重きを置かなければいけない。特権階級性を脱却するために。