清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

今週は 現代よりも ポストだな

週刊現代』2010年5月29日号の見出しを、読売新聞2010年5月17日朝刊13版19面(仙台では)で拾ってみると、

「オキナワはポイ捨て ドキュメント『異常官邸』鳩山逃げる 麻生よりも長くやりたい、鳩山家のプライドをかけて総理続投を!完全にイカれています、この人」

「鳩山ソーリ、大丈夫ですか 妄想癖に虚言癖、そして現実逃避」

憂国対談(中略)もうこれ以上、この国を傷つけないで 史上最低の総理・鳩山とその仲間たち」

中西輝政『憲政史上最悪の総理、即刻退陣せよ』」

「センセイでも金?不真面目にもほどがある 谷亮子小沢一郎 国民をなめきった立候補」

よくもまぁ、マスメディアが批判する、イメージとしてのブログ・掲示板レベルの言葉をこうまで並べたなぁ。まだ1年も経っていないのに、結果など出るわけもなく、評価も早すぎる。こういうことをすることこそが、「この国を傷つけ」ていることもわからないのか!冷静な批判・提言を心がけよ。こう書くと、当ブログの長年(といっても5年弱だが)の読者ならば、「お前の安倍内閣などの批判は何なんだ?」と叱りそうだが、あれは小泉純一郎以来の自由民主党公明党連立政権だから、選挙で選ばれた鳩山内閣と同一に論じることはできない。最後に付言すると、「センセイでも金?」、別にいいじゃないですか。人によって能力は違うんだし。どちらも目指してもらいましょう(もっとも、私は政党優先のため、谷の名前は書かないが)。

一方、『週刊ポスト』2010年5月28日号の見出し(読売新聞2010年5月17日朝刊13版21面(仙台では)参照)の注目は、上杉隆と本誌取材班「大新聞・テレビはなぜこの重大問題を黙殺するのか ようやくわかってきた『世論誘導』に巨費投入の真実 野中広務氏が暴露した『官房機密費』配布実名リスト公開 『マスコミ対策費』で餌付けされ飼いならされた政治記者が『偏向報道』をタレ流している」。

記者クラブ制度と闘っている上杉執筆だということは差し引くべきだろうが、それはさておき、保守合同から、一時期を除いてほぼ自由民主党が与党であることの秘訣が、もしかしてこんなところにあるかもしれない、と思わせる鋭い見出し・問題意識である。また、官房機密費を批判しておきながら、政権与党になると使途の公開すらしない民主党の理由もわかるかもしれない。重ねていい見出し・問題意識であると書く。

「名指しされた言論人を直撃」(読売新聞の見出しから引用)したそうで、注目は2つ。それは以下の通り。

俵孝太郎氏 『これは怪文書。野中発言は本来墓場に持ってゆく話だ』」

中村慶一郎氏 『リストは秘書時代に見た。悪習、自民党時代の恥部だ』」

俵の言うこともわかるが、墓場に持っていかれてわからなくなるより、きちんと語るほうが有益のように感じるので、俵説には賛成しない。

一方、中村の主張は、とりあえず有益なコメントだが(もっとも、「現在は国民新党の顧問」らしい。ウィキペディア中村慶一郎」(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%85%B6%E4%B8%80%E9%83%8E&oldid=31544399
を参照)、現与党が世論誘導に勤しんでいないことを祈りたい。もっとも、支持率がこれだけ下がっているのだから、杞憂なのかも。