清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

今のところ 検察審は 問題なし

asahi.com東京地検、横峯議員を任意聴取 『起訴相当』議決受けて」(2010年10月6日8時15分。同日アクセス。http://www.asahi.com/national/update/1005/TKY201010050490.html
によると、「恐喝容疑で逮捕された男性を不起訴(起訴猶予)とした地検の処分について、今年7月に『起訴相当』と議決した」事件において、民主党横峯良郎参議院議員が事情聴取を受けているという。

昨日、私は、「検察審査会が起訴相当を乱発した場合にも重大な懸念がある」と書いた(「検察審 廃止も結構 有力だ」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/51215409.html
参照)。

ただ、今のところ、報道で聞く限りでは、すべて公務員が絡んでいる事例のようだ(警察官、小沢さん、そして横峯さん)。このような事件の場合、検察が起訴を躊躇することが想定されるので(同じ公務員だったり、議員からの圧力が想定されたり)、何らかの形で、民意を反映させたり、別の人が起訴をチェックしたりするのは、結構である。

しかし、これが、市民間の争いの場合は、乱発の懸念のほうが重大だ。プロである検察官が起訴しなかったものを、民意の名の下で起訴されたらたまったものではない(上記asahi.comの事例で、実際に不起訴になったのは市民だが、国会議員の横峯さんが絡んでいるのが微妙である)。

というわけで、現時点では、刑事訴訟法第262条からの準起訴・付審判手続きに一本化するか(裁判所・裁判官が判断)、この時点で参審制(市民も参加。市民のみの合議体もありえる)にするか(犯罪カテゴリーによるか公務員の身分にするかは今のところ結論を出さないが、直感的に前者のほうを妥当としておく)、といった私案を出しておく。