読売新聞2010年1月27日朝刊13版36面「法相『死刑制度は欠陥』撤回」によると、江田五月法務大臣は、「大臣就任時の記者会見で、死刑制度について、『いろいろな欠陥を抱えた刑罰だ』と発言したことについて(中略)事実上、発言を撤回した」という。
しかし、法務大臣が死刑制度をどう思おうと、自由だろう。要は執行するか、廃止、又は停止法案を提出すればいいだけの話。
このような反応を見ると、死刑賛成派が何らかの強い圧力をかけているのではないかと疑わざるを得ない。死刑について物を言うことって、そんなにプレッシャーがかかることなのだろうか。
なお、死刑に欠陥があるのは明らかである。誤判の回復不可能性、人を殺してはいけない(刑法第199条参照)はずなのに人の命を奪う矛盾、などが理由である。