清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

波乱がね まったく起らぬ ファイナル4

昨日、今日と、「ECC presents bjリーグ 2010-2011シーズン ファイナル4」を、BSフジで観た。タイトルの通り、波乱はまったく起こらなかった。すなわち、浜松東三河フェニックスが優勝し、2連覇した。浜松東三河フェニックスの関係者の皆さん、おめでとうございます。

詳しい分析は、bjリーグの公式サイト(http://www.bj-league.com)
や、ENJOY SPORT「「ECC presents bjリーグ2010-2011シーズンプレイオフファイナル4」5/21(土)22(日)開催!」(http://www.enjoysport.jp/event/bj-league/2011_final4/index.html
の、「全4試合徹底分析 石田剛規's EYE」をご覧いただくとして、テレビを見た限りでの素人談義を書いてみたい。素人談義をする人が多いスポーツこそが人気スポーツであるという信念で。

5月21日14時5分Tip off(時間は当初の予定)の、イースタンカンファレンス・ファイナル、浜松東三河フェニックスvs新潟アルビレックスBBは、88-74(1Qから(以下略)21-14、17-14、28-21、22-25)で浜松東三河の勝ち。

勝てば当然、負ければ当然のことだが、浜松東三河は、ファールを恐れないタフなディフェンスが成功した(ジャーフロー・ラーカイ選手、太田敦也選手、佐野吉宗選手の3ビッグマンがファールアウト)。新潟は、派手なアリーウープがことごとく失敗。フリースローも決まらないと、カッコ悪いうえに勝てない展開だった。昨年はMVPの大口真洋選手(浜松東三河)、3ポイントのタフショットで、ファールをもらい、4ポイントプレー(フリースローも決まった)と、この試合では見せた(もちろん、他にもいいプレイはあったが、特に目立ったので書いた)。

続いて18時5分Tip off、ウェスタンカンファレンス・ファイナル、琉球ゴールデンキングスvs大阪エヴェッサは、82-76(16-11、23-21、25-17、18-27)で琉球の勝ち。どちらも、カンファレンス1位のチームが勝ち、この時点で波乱はなかった(大阪はウェスタン2位、新潟は4位(活動停止チーム(2位仙台89ERS、3位東京アパッチ)の順位が残っているため))。

大阪のリン・ワシントン選手が1Q早々ファール2つの苦しい展開。一方、琉球は、デイビッド・パルマー選手とアンソニー・マクヘンリー選手の活躍が目立った。それでも、第4Qに、大阪が追い上げるも、ケニー・サターフィールド選手と、ワシントン選手が、パスミスのターンオーバーをしてしまい、万事休す。展開がバスケットボールらしい(と個人的に思っている。すなわち、リードしていても終盤に接戦になる)面白い試合であった。付記すると、元NBA選手で、ポイントガードのサターフィールド選手の加入で、大阪の弱点解消で、大阪が勝つと勝手に予想したが、琉球も結構タレントがいた、という印象だった。

5月22日13時5分Tip offの、ファイナル4の3位決定戦、新潟アルビレックスBB vs 大阪エヴェッサは、大阪が85-75(20-20、22-20、21-18、22-17)で新潟を下した。

両チームとも前日と似た展開。すなわち、大阪のワシントン選手は1Qで早くもファール2つ、新潟はアリーウープを失敗する。ただ、この試合は、今野翔太選手が目立ち、22得点の活躍。BSフジの中継は14時57分まで。続きをbjtvhttp://www.basketballjapantv.com/
のテキスト速報で見ると、ウェイン・マーシャル選手が、27得点、17リバウンドのダブルダブル。それにしても、新潟は、スターター3人が日本人(澤岻(たくし)直人、根東(こんどう)裕隆、池田雄一、各選手)で、アウトサイドシュート狙いのはずが、2試合ともあまり決まらなかった。とにかく、新潟は、有明コロシアムでのファイナルゲーム、7連敗となってしまった(通算1勝8敗。2005-2006シーズンにおいて東京に勝っただけ)。

5月22日17時5分Tip offのファイナルは、浜松東三河フェニックス琉球ゴールデンキングスを82-68(13-17、18-6、21-21、30-24)で下し、2連覇達成となった。

1Qは琉球ペースだったが、ディリオン・スニード選手がファール2つ。これが2Qで響いたように思った。bjリーグは今季から2Qが外国人オン・ザ・コート2。めぼしいリバウンダー(リバウンドを拾う人の意)がいない。日本人選手で上背のある人も見当たらない。ここでリバウンドが拾えない。BSフジ集計のハーフのスタッツ(記録)によれば(ただし、清高の記憶)、琉球のディフェンスの状況で、琉球のリバウンド17に対し、浜松東三河のオフェンスリバウンドが15。素人目でもこれだけリバウンドに差があったら苦戦する、とわかる内容。3Qで琉球が逆転するシーンもあったが、浜松東三河のリバウンドの優勢は相変わらずで、おおむね浜松リード。それでも追いすがるが、昨日活躍したパルマー選手のオフェンスファールを見て、勝負あった、という感じがした。琉球もファールゲームを仕掛けるが、浜松東三河はほとんどフリースローを外さず、勝利。あと、とりわけ2Qのラインクロス2つを含め、琉球のターンオーバーが多かった(2Qまでで12だったと記憶)。

浜松東三河は万全には見えなかった。ジャメイン・ディクソン選手の退団で、ポイントガードは手薄に見えた。ただ、フリースローを外さないところに、王者にふさわしいチームだと感じた。bjリーグと言えば、サラリーキャップにドラフト。サラリーキャップの関係で、選手が散らないと、浜松東三河の天下は続くかな(新潟も大阪もそれで勝てなくなったのでは? 新潟は最初のシーズンでかなり散ったし、大阪で言えば、琉球に行ったニュートン選手、埼玉ブロンコス波多野和也選手など)。