時事ドットコム「統一見解、にじむ「脱原発」＝首相、経産に主導権握らせず」（2011/07/11-22:00。http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011071100841）
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それによると、「原発再稼働に関する統一見解(中略)の内容からは「脱原発」を重要な政治課題にしようとする菅直人首相の思惑が透けて見える。このため与野党では、首相が脱原発を掲げて衆院解散に打って出るとの臆測が依然として消えない」という。
「「脱原発解散」を警戒する声も消えず、民主党幹部の一人は同日、「もし本当にそんなことをすれば、こちらから不信任案を出す」と怒りをあらわにした」を最後に持ってきていることから、解散に批判的のようだ。
しかし、同じ時事ドットコム「内閣不信任案提出を表明＝「野党の責務」、時期焦点に－自民総裁」（2011/05/26-18:16。http://www.jiji.com/jc/zc?k=201105/2011052600585）
には、不信任決議案に対する批判的トーンはない。不信任決議案が可決されたら、解散または総辞職なのに（憲法第69条）。
現状では、解散総選挙はできない。来年まで選挙を俟ってほしい自治体もあると聞く。どのような状況であれ、今年中の解散は、被災地置き去りである。
現在は、菅直人・内閣総理大臣の解散権行使が目に付く状況なのはわかるが、それだけを批判的トーンで報じるのは、アンフェアだ。
マスメディアって、政府の悪口を言えばいい、と単純に思っていないか? 分析あっての政府の悪口であることを忘れてはいけない。
