清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「終身刑」化」 いいことばかりじゃ ないみたい

無期懲役刑:受刑者数が戦後最多に 「終身刑」化進む」(毎日.jpが2011年12月3日 2時30分に配信。http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2011/12/03/20111203k0000m040097000c.html) によると、「無期懲役刑の受刑者が昨年末段階で、戦後最多の1796人になったことが法務省のまとめで分かった。昨年1年間に初めて仮釈放された無期受刑者は7人で、その7人の平均受刑期間は35年3カ月と戦後最長だった。無期懲役刑の「終身刑」化が進んでいる実態が改めて浮かんだ」という。
 
これは必ずしもいいことではない。「「終身刑」化」(毎日.jpより)ということは、受刑者の希望を削ぐので、残虐と言えなくもないし(憲法第36条違反だという趣旨ではない)、このような実態では、弁護の引き延ばしが合理的になってしまうし(刑務所入所期間が短くなるから。なお、死刑の場合も引き伸ばしが合理的で、引き延ばせば死亡までの時間が長くなるから)、運用に金がかかる(だろう)し、という理由で。
 
もちろん、犯罪被害者(遺族含む)感情を考慮すれば、刑罰が重いのだから結構と言えるし、社会も犯罪を犯し得る人を隔離できていいとも言えるのだが、欠点も直視すべきだと思う。