オウケイウェイヴの話のあとで恐縮ですが（「押捺に 反対するの わかるよな 」（http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/52681949.html） 参照）。
私は、Yahoo!知恵袋において、kiyotaka_since1974名義で回答している。そのYahoo! 知恵袋において「靖国 放火」で検索してみると（内容は2011年12月26日現在。http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%9D%96%E5%9B%BD%E3%80%80%E6%94%BE%E7%81%AB&fr=common-navi&class=1&flg=3&ei=UTF-8） 「犯人はズバリ在日鮮人（ママ）」だとか、「在日コリアンが靖国神社を放火した模様」だとかの質問がある。
当ブログにおいて、このエントリーアップ時点では、肯定も否定もしない。
しかし、「靖国神社で出火、神門の一部が焦げる 防犯カメラに不審な男」（2011年12月26日 17時38分にAFP BBNewsが配信。上からアクセス）によると、「在日コリアンとおぼしき人物が靖国神社に放火するとツイッター（Twitter）に書き込んでいたという報道もある。しかし警視庁の報道官は、出火前にそのような書き込みがあったことは把握しているが、天皇や首相に対する脅迫の書き込みは毎日ネットに書き込まれており、そのようなケースは全て捜査していると述べ、特別なことではないと説明した」という。
実際の犯人は誰だかわからないが、すぐに在日コリアンだとするのは勇み足だろう。
辛叔玉さんによると、「オウム真理教関係者による様々な犯罪が明るみに出ると同時に、インターネットでは、教祖である麻原彰晃は（中略）『朝鮮人だ』という言説がまことしやかに流れた。これは、何もオウム関連の事件に限ったことではない。凶悪犯罪が起きる度に、都市伝説のように流される（中略）『日本人』以外のものがやったと言いたいのだ」（野中広務さんとの共著『差別と日本人』（角川oneテーマ21、2009）そうだ。書き込みや意図は未確認だが、辛さんの説が本当だとすると、Yahoo!知恵袋のやり取りは、日本人の下劣な面が出ている可能性がある（もっとも、日本人が書き込んだと断言もできないが）。
まぁ、被疑者が起訴され、有罪が確定してからでも、話は遅くない。
*2012年1月9日追記
asahi.com「大使館に火炎瓶投げた男、「靖国神社の門に放火」と供述」（2012年1月8日14時48分。http://www.asahi.com/international/update/0108/TKY201201080101.html） によると、「韓国のＹＴＮテレビによると、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げつけて逮捕された中国人の男は、地元警察の調べに対し、昨年１２月２６日に靖国神社の門に火を付けたと供述している」とのこと。慎重な捜査が求められるが、現時点では、被疑者は中国人である。日本における犯罪としては珍しいケース。
