清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

控訴をね 断念するの 仕方なし

2012年1月26日17時39分にYOMIURI ONLINEが配信した「「判決覆せない」地検、控訴断念の理由語らず」(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120126-OYT1T00189.htm) によると、いわゆる福知山脱線事件で、前のJR西日本社長に出た無罪判決について、検察が控訴を断念したという。
 
ウェブではこの程度だが、紙は詳しい。
 
読売新聞東京本社版2012年1月26日朝刊13版34面に載っている、小田克朗記者の解説によると、「直接の過失が運転士にあることが明らか」だったり、「検察は、前社長が統括したダイヤ改正に着目。改正による増便で『転覆の危険性が高まった』と主張したが、後半で弁護側が『駅間の走行時間は長くなり、運転に余裕ができた』という新事実を示したことで覆され」たりということがあったそうだ。
 
判決文は未読だが、小田記者の解説は腑に落ちるものだった。
 
被害者遺族には申し訳ない書き方になるが、この事件で前社長を有罪にするのは、私が報道に接した限りでも難しいと思う。とりわけ、小田記者の解説の1番目が理由で。
 
こういう事件は、民事裁判での解決のほうが効果的なようだ。もっとも、日本の民事裁判は、強制力に問題があると聞いたことがあるが。