まず、私が中学校の教員ではないので、「教師が教材の共同研究をしやすいなどの利点がある」がよくわからない。もしそうなら、国定教科書が一番「教材の共同研究をしやすい」だろう。あと「共同研究」って、1つの教科書だけでやるのか?
「教科書の「広域採択」の見直しや、学校単位での採択を求める声も出ている。しかし、採択の単位を狭めすぎると、特定勢力の圧力に影響を受けやすくなる危険がある」? それなら、高等学校の教科書は、「特定勢力の圧力に影響を受けやす」いのか? そんな話聞いたことがないけど。なお、高等学校の教科書は、学校単位である。蛇足だが、大学の場合、担当の先生が指定する。高等学校や大学が問題あるとは思われないのに、なぜ中学校は問題なのか? もちろん、中学校は、学区があり、選べないという違いはある。しかし、中学校の教員には異動がある。たいしてデ・メリットがあるとも思えない。また、圧力には数が必要なはずで、「狭めすぎると、特定勢力の圧力に影響を受けやすくなる」かどうかもわからないけどなぁ。
読売新聞の社説は、学ぶ生徒や教える先生を無視した外しまくりの内容だった。