それによると、民主党や自由民主党が支持する、「現在の『国会議員が、投票で首相を選ぶ制度』を維持」(①より引用。憲法第67条参照)する案は、「1人0.6票の住所差別有り」(①)として非難し、みんなの党(党のHPでは発見できなかったが、党所属の国会議員である、松田公太さんのオフィシャルブログ「なぜ首相公選制?(1)」(2012-02-13 13:49:35。http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11163575425.html) が支持する「『憲法改正なしの、国民投票 首相推薦制』」(①)は「住所差別無し」(①)で妥当なのだという。
第1に、「国民が、一人一票の国民投票で首相を推薦」(①)しても、「その民意を知ったうえで、国会議員が、投票で」(①)民意通りの投票をするとは限らないからである。所属政党の党首に投票することも十分考えられよう。
第2に、推薦通りの首相を選んだとしても、それが議会の多数派と見解等が異なれば、内閣不信任決議案(憲法第69条)が出される可能性が高いからである。任期4年で全うできる保証はなく、そのためには憲法改正(第69条と第7条から解散を削除する)が必要だが、手間もかかるだろう。