そのツイッター、田母神俊雄さんもやっているようで、「最近駅の表示などにやたらに韓国語、中国語の表示が増えています」などとツイートしている。URLは、https://twitter.com/#!/toshio_tamogami/status/193473009422581763 。
何が悪いのかよくわからない。「韓国語、中国語の表示が増えてい」るのは、それなりの理由があるのではないか?
『社会実情データ図録』「訪日旅行者数の国別比較」（2012年4月23日アクセス。http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7200.html ）を見れば一目瞭然で、2010年の国別の訪日旅行者数の第1位は韓国（略称。以下同じ）、第2位は中国、第3位台湾、第4位アメリカ、第5位香港（以下略）、となっている。『社会実情データ図録』では、中国の伸びが目立つ。ゆえに、「韓国語、中国語の表示が増え」るのは、極めて合理的である。なお、『日本政府観光局（JNTO）』「訪日外客統計 国籍/目的別 訪日外客数 2010年（確定値）」（2012年4月23日アクセス。http://www.jnto.go.jp/jpn/downloads/2010_tourists.pdf ）も参照。『社会実情データ図録』は、2010年の限りでは、信ぴょう性のあるデータである。
というわけで、「韓国語、中国語の表示が増えてい」るのは、極めてまっとうだと結論してよいが、田母神さんのツイートには、続きが。
「ここは日本なのですから日本語とローマ字表記があれば十分ではないかと思います」? 英語表記ってなかったっけ? 「韓国語、中国語の表示」だけに言及するのはなぜ？ すべてのツイートを確認してはいないが、田母神さんって、韓国や中国に対して、いわれなき差別をする人なのだろうか?
