清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

食料は 現物支給に するべきか?

2012年7月20日0時から、NHK-BS1で放送された、「BS世界のドキュメンタリー シリーズ消費社会はどこへ? 食品廃棄物は減らせるか」(2010年、ドイツの作品)を、最近やっと見た。

一部私見も交えてあらすじを述べると、食糧生産量は、世界中の人を養えるだけあるが、消費者のニーズ、それに応える企業のせいもあり、規格外や賞味期限切れとして大量の食物を廃棄している。番組では、ゴミ箱から食べられる食品を取り出したり、保存を工夫したりする人も映っていたが、焼け石に水。廃棄物は、温室効果ガスを発生させたり、貧しい人を植えさせたりするそうで、消費者、企業、行政は工夫して廃棄物を減らすべきである、ということである。

しかし、実際には、大多数の国が市場経済を導入し、そのおかげで、世界中の旨いものが食える(特に先進国が)。ゴミ箱から食べ物を出すという行為が主流になると、誰もモノを買わなくなり、店は潰れ、人びとは不便になるはずである。そういう視点がなく、可哀想だ、環境が汚染される、とだけ言っても、特に先進国の人は何とも思わないだろう。

私は、食物供給が十分ならば、配給制というか、現物支給も考えた。しかし、それでは、とりわけ先進国の消費者の選択を奪うので、実現はしない、と思った。

だから、とりわけ先進国で、生活保護を現物支給にすべきというのは、程度問題で、食料でそれをやっていいかは、慎重に考えるべきだ、とも思った。