某日、2014年11月13日0時から放送された、NHK-BS1「BS世界のドキュメンタリー ヨーロッパ 台頭するポピュリムズ」(以下、「番組」と表記)を観た。
番組が取材したポピュリズム政党には、自由や民主主義の尊重が感じられなかった。イタリアのポピュリズム政党では、所属政党の国会議員は放送での発言ができないなど、厳しい党議拘束があるという。ハンガリーでは与党になり、ホームレスに刑罰を科す法律を可決させたり、野党の選挙運動のCMを制限したりしているという。
しかし、番組で取り上げたヨーロッパのような、反外国人、自由制限、みたいな政党は、まだお目にかかっていない。現在の日本は深刻なようには見えないが、人々の不満を煽り、自由や民主主義と敵対するような政党はゴメンである。
なお、日本には、耄碌している新聞関係者がいるらしい。渡邉恒雄さん。東洋経済オンライン「大衆迎合政治が日本を蝕んでいる--『反ポピュリズム論』を書いた渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社会長・主筆)に聞く」(2012年9月7日。http://toyokeizai.net/articles/-/9853
)を引用しつつ論じる。
「脱原発」それ自体をポピュリズム認定は難しいだろう。番組の定義にも、コトバンクに載っている、ネットで見つけられる定義(参照URL:https://kotobank.jp/word/%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-169867#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
)にも該当しない。
やっぱり、読売新聞流のポピュリズムは、気に入らない、以上の意味はないようだ(大笑い)。