清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ニッポンの ポピュリズムより 深刻か

某日、2014年11月13日0時から放送された、NHK-BS1BS世界のドキュメンタリー ヨーロッパ 台頭するポピュリムズ」(以下、「番組」と表記)を観た。

 
番組によると、、ポピュリズムとは、「現状に対する人々の不満に賛同し、大衆の支持を得て、既存の統治機構に対抗する政治的手法」だという。
 
番組が取材した、イタリア、フランス、オランダ、ハンガリーポピュリズム政党は、それぞれ違いはあるが、移民反対、EU反対、エリートに対する憎悪などがあるようだ。
 
番組が取材したポピュリズム政党には、自由や民主主義の尊重が感じられなかった。イタリアのポピュリズム政党では、所属政党の国会議員は放送での発言ができないなど、厳しい党議拘束があるという。ハンガリーでは与党になり、ホームレスに刑罰を科す法律を可決させたり、野党の選挙運動のCMを制限したりしているという。
 
比較して、日本における、最近のポピュリズムはどうか?以下は私見
 
一番インパクトが有ったのは、小泉純一郎政権だろう。民間にできることは民間で、というのは、「既存の統治機構に対抗」と言えるだろう。
 
その次は、2009年の民主党等連立政権。政治主導は「既存の統治機構に対抗」と言える。
 
しかし、番組で取り上げたヨーロッパのような、反外国人、自由制限、みたいな政党は、まだお目にかかっていない。現在の日本は深刻なようには見えないが、人々の不満を煽り、自由や民主主義と敵対するような政党はゴメンである。
 
なお、日本には、耄碌している新聞関係者がいるらしい。渡邉恒雄さん。東洋経済オンライン「大衆迎合政治が日本を蝕んでいる--『反ポピュリズム論』を書いた渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社会長・主筆)に聞く」(2012年9月7日。http://toyokeizai.net/articles/-/9853
)を引用しつつ論じる。
 
脱原発」それ自体をポピュリズム認定は難しいだろう。番組の定義にも、コトバンクに載っている、ネットで見つけられる定義(参照URL:https://kotobank.jp/word/%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-169867#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
)にも該当しない。
 
民主党マニフェストにある「コンクリートから人へ」は、ポピュリズムの象徴として後世に残る言葉」(東洋経済オンラインより)も意味不明である。予算配分を変えるのが全部「ポピュリズム」のわけないだろ!
 
やっぱり、読売新聞流のポピュリズムは、気に入らない、以上の意味はないようだ(大笑い)。