今日（６月９日。ネットで調べたら私のところは記事が遅いようだ）の読売新聞の国際面によると、フィリピンで死刑廃止が確実なのだそうだ。
詳しくは記事を参照して欲しいが、お決まりのように、死刑廃止論者は死刑に犯罪抑止力がないということを主張するし、存置論者は被害者感情や凶悪化の懸念を主張する。
私個人としては、犯罪抑止力がないこと（さらに犯罪抑止力があることの証明がないこと。田宮裕『刑事法の理論と現実』参照）のほかに、仝軾修侶覯未取り返しがつかないこと、加害者が罪を償えなくなること（中島博行『罪と罰、だが償いはどこに？』参照）、すでに死刑廃止条約が国際連合で採択されていること、の理由で死刑廃止論が妥当であり、日本も見倣うべきだと思うのだが、皆さんはどう思われますか。投票機能を早速生かしてアンケートをとってみたいと思いますので、ぜひご意見を聞かせてください。また、特に存置論者のコメントをお待ちしております（存置論の正当性がよくわからないので。ただし、廃止論者に対する罵倒と私が判断したものについては削除しますので、あしからず）。
