清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ブックガイド あれやこれやと 紹介す

 昨日は、某本屋へ行って、「UP」(ユニバーシティ・プレス。東京大学出版会)4月号を取ってきた。なぜかというと、毎年恒例の「東大教師が新入生にすすめる本」を読むためである。ついでといっては何だが、ここで私が有用だと思う読書ガイドについて取り上げる。わかっている人も多いだろうが、書いてみたいので書いてみました。興味のある方はご一読を。

1、「東大教師が新入生にすすめる本」(東京大学出版会「UP」4月号。なお、1994~2003年分は文春新書)
 毎年「UP」の4月号に載る。内容は、東京大学の先生が^?櫃忙弔辰討い詼棔↓研究者の立場からの必読文献、2鹽晗埒篩Δ療豕?膤惱佝撚颪遼棔↓げ鹽晗圓亮著を、回答者の思い出を交えながら紹介するもの。
 日本にはいろいろな大学があるが、客観的に見て、日本一の大学は東京大学であろう(なんかのランキングで日本で1番だった。もっとも、世界的に見てたいしたことはなかったけれど)。その東京大学で教えている教師がどういう本を読み、研究分野においてどんな本を読むべきかが書いてあるので、非常に有益だ。過去のものは本になっているが、最新版は大きな本屋においてある(タダ!)。昨日はたくさん置いてあったが、品切れが予想されるので、お早めに。なお、インターネットでも見ることも可能(http://www.utp.or.jp/topics/2007/04/02/oup4iaeaeaoaiacuoaethaeaeeu)。

2、『教養のためのブックガイド』(小林康夫・山本泰 東京大学出版会
 東京大学の教材開発事業として編集された本。内容は、1、と違い、古典的教養が中心となっているように感じた。2,310円とちょっと高いが、教養とは何かのヒントにはなるので、もっておいて損はないだろう。なお、立花隆さんは、「「クラシックな教養本」を読むことが、教養の必須アイテムではない時代になった」と書いているが(『特別版読書のすすめ』岩波文庫編集部編。今は岩波文庫の一冊となっているはず)、そんなに簡単に時代が変わるとは思わないので、「クラシックな教養本」に興味を持って損はないと思う(もっとも、『教養のためのブックガイド』には、いろいろな本が紹介されている)。

3、『読書のすすめ』(岩波書店
 毎年5月ごろの岩波文庫のフェアの際に無料配布される。岩波書店といえば、いわゆる左派(私の判断)で、右派の人にとっては憎むべき出版社だが、選定の問題はあるものの、岩波文庫はやはり人類が読むべき古典が豊富にそろっており、それを紹介して岩波文庫の世界に誘う『読書のすすめ』は貴重だ。5月中旬から下旬は是非『読書のすすめ』の無料冊子がある(であろう)ことを頭に入れてほしい。

4、『ビジネスマン《最強》の100冊』(渡部昇一監修 三笠書房知的生き方文庫)
 1~3はたしかにいいブックガイドだが、学術的価値のある本や古典に偏っていると思う。そこで、現代の成功哲学や、エンターテインメントなど、読んで面白くて役に立ちそうな本を集め、なおかつ安いブックガイドがこの本である。1~3と併せて利用すると、とりあえず面白くて役に立つ文献が勢揃いになるだろう。

5、『世界の自己啓発50の名著』『世界の成功哲学50の名著』(トム・バトラー=ボートン ディスカバー21)
 この本の著者はよくわからないが、自己啓発成功哲学において、特に外国の本のオススメがわかる本。古典の紹介も少々あり、古典も読み方によっては現代によみがえることを発見できる本である。なお、『世界の精神世界50の名著』(仮名。続編の題名の予想)はでないのかなぁ。