日本経済新聞のサイトによると(http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070503AT3S0200T02052007.html)
、「自民、民主、国民新などの保守系の国会議員でつくる新憲法制定促進委員会準備会(古屋圭司座長)は2日、独自の憲法改正提言をまとめた」そうだ(それが、今日の「憲法フォーラムで発表されるそうだ)。
内容は、
崗歡天皇制は維持しつつも、天皇を国の「元首」と位置付け、皇位は男系男子が継承すると明記」。
◆9条1項は表現を改め、集団的自衛権の行使容認を明確にする内容」
「前文については「歴史や伝統的な価値観など国柄を明らかにすべきだ」と強調」。
ぁ峅?獷糧議要件は現行の「衆参両院の3分の2以上」から「5分の3以上」に緩和する」。
など(以上、カギカッコ内は、上記のサイトから引用)。
結論から言うと、△藁永檗△修里曚はどれも要らぬ提言である。
まず、,蓮△覆偲傾弔鮃颪痢峺擬鵝廚箸靴覆韻譴个覆蕕覆い里わからない。内閣、ならびに内閣総理大臣で現在において不都合があるのか(「元首」とは、主として対外的に国を代表する資格を持つ機関のこと。元首の資格を持つといえるためには、外国と条約を結ぶ機能や外交使節の任免、全権委任状・信任状の発行などの権限を持つことが必要であるとされる。これらの権限は現在では天皇ではなく内閣、または内閣総理大臣にある(とするのが多数説。憲法第7条第5号、第8号、第9号、ならびに『ポケット六法』(有斐閣)の参照条文参照)。『法律学小事典』(有斐閣)参照)。また、皇位の男系男子継承も、場合によっては、天皇家はなくてもいいということか。保守の人って、天皇家なんかなくてもいいんだ。
について、前文になぜ「歴史や伝統的な価値観など国柄を明らかにすべき」なのかわからない。世界憲法集(岩波文庫、三省堂など)を読めば、必ずしも「歴史や伝統的な価値観など国柄」がはっきり書かれているものばかりではないことは明らかでしょう。
い砲弔い討癲△覆屡議要件を緩和しなければならないのか、わからない。憲法を変えやすくすることがいいわけでもないのに。また、今まで改正されなかったのは、国民が改正に慎重にあるべきだ(として、革新・左翼政党に投票した)からではないのか。
革新・左翼勢力の「なんでも護憲」もくだらないが、憲法・憲法学に関して無知な保守系の提言も同様にくだらない。いや、現状維持より悪く変わる可能性があるほうが有害かもしれない。