今日のNHKのラジオニュース(午前7時)によると、諫早湾の干拓が終わったという。
そもそもは、治水のみならず、米を作るための田んぼを増やすプロジェクトだったらしい。しかし、途中から、減反政策に転じたので、重要性が低くなった。一方、周辺の漁獲量は、干拓が進むに連れて減少し、死活問題になっているのをTVで観たことがある。
それでも、農林水産省は、この干拓事業を成功ととらえているようだが(治水の問題もある)、asahi.com内の右記のページ(http://www.asahi.com/science/update/1120/SEB200711200012.html)
によると、文部科学省の外郭団体が、「失敗百選」に選んでいる。
これはこれとして、これからは、公共事業については、不断の批判的検討が必要だというのが、諫早湾の干拓からわれわれが導ける教訓なのだろう。