今日から12月10日までは人権週間である。
そもそもなぜ12月10日までが人権週間なのかというと、1948年12月10日に、世界人権宣言が国際連合総会を通過し、且つ、これによって宣言された日だからである(有斐閣『ポケット六法』の表現)。ちなみに、12月10日は、人権デーなのだそうだ。
ところで、今日の讀賣新聞朝刊1面の政府広報に、人権週間のことが載っており、法務省のアドレス(http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html)
も載っていたので、早速アクセスしてみた。
書いてあることはどれも当然のことであるが、書かれていないことが。
それは、日本国がする人権侵害についてである。
最近でもあるでしょ、自白の強要などが。
また、歴史上、最も人権侵害をするのは、国家権力である(民主主義国家でも変わらない)。
そのことをきちんと記述しないと(たとえば、「日本国の人権侵害を注視しよう})、本当に人権について考えることはできないのではないか。また、これが、法務省の限界なのだろう。